マカオ2日目

朝、ホテルをチェックアウトして、荷物をベルマンのところに預けて、タクシー乗り場に向かうとタクシーがいたのでそれで石排湾郊野公園に向かいました。バスは疲れるし時間かかりそうだし。昨日、大熊猫館のチケット売り場でもらってきたパンフレットを見せたので行き先はすぐに分かってもらえました。
さっそく大熊猫館のチケット売り場でA(10:00〜)からF(16:00〜)まで全部のチケットを買う。500HKD紙幣を出したらお釣りがないと言われてあわてました。100ドル紙幣はなく、10ドル紙幣が2枚ほどあったのでとりあえず10時からの分を買い、後はお土産売り場で買い物をしてお釣りをもらってから買うことにしました。
大熊猫館に入ると…ガラガラでした。どこかの動物園と大違い。先客が一組いましたが日本人のご夫婦で、ゆっくりパンダを見られていいねと喜んでました。開開も心心も竹をもりもり食べてました。以前、香港海洋公園にライブカムがあったときに思ったのですが、こちらの竹は葉っぱが大きいタイプですね。近くで何かの工事をしていたのか、しばらくドリルのような音が響いていた。
Kai Kai (開開) - 24 May 2012 Xin Xin (心心) - 24 May 2012

11時になったので一旦外に出てチケットを買い直して、またパンダ館に入りました。食事が一段落すると開開は歩き回ってました。ガラスのすぐそばまで来るサービスぶり。今年4歳なので、まだ大人のパンダに比べると小さいですね。

13時〜14時は観覧できないので、その時間に昼ごはんをとることにして、それまではずっと2頭を見てました。私が見てる間は竹の補充などはありませんでした。お腹が空いたせいかもしれませんが、13時近くになって心心が斜面をごろごろ転がりだしました。前転して竹を投げ飛ばしたり、立ち上がってごろんと転がったり、面白い動物です。
Xin Xin (心心) - 24 May 2012

13時になったので公園にある小食店(Snack Bar)に行ってサンドイッチと冷たいコーヒーと白いプリンを買いました。サンドイッチは三角形のタイプで、レンジで温めてくれました。コーヒーは甘かった。
まだ14時まで時間があったので、Giant Panda Information Centreに行ってみました。パンダが生まれてから成長する過程の写真や飼育員の一日の紹介、パンダが得意なこと(木登りなど)、身体的特徴(厚い毛皮など)の掲示などがありました。開開と心心の紹介のビデオの中で、梅梅の写真ががちらっと登場してました。2頭とも繁殖力はお墨付きの血統の出身ということです。そして展示の最後のほうには、Current conditions of endangered animals and their conservationというコーナーがあり、動物を絶滅に追いやる理由(人間による環境破壊など)と、そのような動物を絶滅から救うために我々ができること(野生動物から作られた商品を買わない、資源の無駄遣いをなくすなど)が書かれていました。そしてジャイアントパンダなどの動物を絶滅から救うために、今すぐ環境保護の活動を始めましょうという呼びかけがありました。
Macao Giant Panda Information Centre - May 2012

14時を過ぎたのでパンダ館に戻ると、2頭ともご機嫌で竹を食べてました。この時間帯がいちばん観客が多かったように思います。それでも上野のような押し合いへし合いになることはありません。
Kai Kai (開開) - 24 May 2012 Xin Xin (心心) - 24 May 2012

開開は普通に食べてたと思ったら突然寝たりしてました。15時半ぐらいに起きてバックヤードに引っ込むと、入れ替わりに飼育員さんが登場して物干し状の構造物から穴あきのボールとパイプの輪っかを鎖でつるし始めました。あれにおやつを入れておくとパンダが自分でボールを振って出すというやつですね。準備が終わって入場した開開は、慣れた様子で立ち上がってボールをつついて、ある程度おやつが出てから食べ始めました。これは足腰のトレーニングも兼ねてるのかもしれません。
Keepers preparing enrichment item for Kai Kai

心心のほうは、木の枝にパイプの輪っか(といっても四角形)を引っ掛けてあったので、それを落としておやつを出して食べてました。
Xin Xin (心心) - 24 May 2012

そうこうしているうちに17時になりました。パンダを見てるだけなのに時間がすぐ過ぎてしまうのはなぜでしょう。公園内には他に薬用植物園などもありますが、見てる時間がなかった。マカオ方面のバスに乗り、きょうは間違えずにリスボア前で下りて、セナド広場まで歩きました。この辺で適当に夕飯を食べることにして、中華料理の店に入ってみたら、18時半ぐらいだったのに客が2組しかいませんでした。大丈夫だろうか。メニューを見たら好物の河粉を牛肉と一緒に炒めたものがあったのでそれを注文しました。味は普通。
ホテルまで歩き、荷物を受け取り、タクシーでフェリー乗り場まで行き、20時の九龍行きフェリーチケットを買いました。やれやれという感じ。
フェリーは定刻に中港城に到着。手持ちの紙幣がマカオパタカばかりだったので、ここらで両替をしたかったのですが両替所が見当たらなかった。オフィスビルの外に出てホテルまで歩く。20分ぐらいかかったので、タクシーにすればよかったかな。途中見つけた両替所のレートはひどかった。疲れてたので1万円替えてしまいましたが、翌日重慶大厦で1万円を替えたら100HKDぐらい違っていた。
今回宿泊したのは、10年前に来たときに泊まったHotel Kowloonです。部屋は狭いけれど、MTR尖沙咀駅のすぐ近くなのがとにかく便利です。大きめのホテルなので、ロビーもにぎわってました。ここは部屋までの案内なし。部屋に入ると、さすがに10年前とは内装が違っていました。目の前はペニンシュラホテルしか見えません。前回はもっと景色が見えたような気がしますが、10年前だからなあ。いろいろ記憶が怪しくなってます。

http://www.flickr.com/photos/40316695@N04/archives/date-taken/2012/05/24/