パンダ飼育施設の広報の例(サンディエゴ動物園)

今年の7月29日に生まれた子パンダXiao Liwu(小礼物)の15回目の健診のようすが、さっそくWebで公開されていました。アメリカの動物園はどこも、ネットでの情報発信を積極的にしているようですが、サンディエゴ動物園もいろいろなメディアを活用しています。公式サイトのブログにそのときの記述があり、YouTubeには動画、Flickrには写真がアップロードされています。そのうち1枚の説明が印象的でしたので引用します。
http://www.flickr.com/photos/sdzooglobal/8230403929/

The San Diego Zoo's giant pandas are on a research loan from the People's Republic of China. As part of this long-term program, the Zoo is also collaborating with the Chinese Academy of Science in studies of behavior, ecology, genetics and conservation of wild pandas living in the Foping Nature Reserve.

ざっと訳すとこんな感じです。

サンディエゴ動物園ジャイアントパンダは、研究目的で中華人民共和国から借り受けているものです。この長期にわたるプログラムの一部として、サンディエゴ動物園は中国科学院とも協力し、佛坪自然保護区に生息する野生パンダの行動、生態環境、遺伝的性質、、保全の研究を行っています。

研究活動の具体的な内容はたびたび公式サイトのブログで報告されていますが、こうやって動物園が直接、活動内容を具体的に発信していれば、単にかわいいから飼育しているわけではないことがよくわかります。