メンフィス動物園訪問(1日目)

朝、起きて外を見たら霧がかかっている。ダウンタウンのビルの上部が隠れるくらい。

7時ごろ朝ご飯を食べに行く。セルフサービスの簡単な朝食であるがジュースとパンやシリアル、ヨーグルトの他にスクランブルエッグとソーセージなどもある。ベーグルにクリームチーズを塗って食べた。あとバナナやリンゴなどもあった。このホテルではコーヒーと水が常時ロビーにあっていつでも飲めるのが嬉しい。

部屋に戻って荷物を片付けて外出。Poplar Ave.まで歩く。事前にGoogle Mapで調べておいたバス停の位置に、屋根付きのベンチがあるので多分ここがバス停だと思うのだが、文字が何も書かれていない。事前に調べたバス時刻表では50番のバスがここを出発するのは8:43だ。ドキドキしながら待っていたら10分ほどしてバスが来た。運賃1.75ドルを払う。中は混み合っていたが女性客が空いているよと声をかけてきたので座らせてもらう。問題は下りるタイミングだが、交差する通りの表示を見ていたらBarksdaleという文字が見えた。降車の合図をしなければと見回していたら先ほどの女性が紐を引っ張ってくれた。

通りを渡ると公園になっている。美術館の前には中学生か高校生の団体がいてにぎやかったが、その先は静かなものだった。しばらく歩くと動物園への矢印が見えた。平日の朝9時なのだが、駐車場はかなり埋まっている。

動物園の入り口には一面エジプトをモチーフにした絵が描かれている。そういえばエジプトのピラミッドを見に行ったときに、アメリカにもメンフィスという都市がありますというガイドの話を聞いた記憶がある。入場料18ドルを払って中にはいるとオベリスクまであった。地図を見ながらさっそくパンダのほうに向かう。

Memphis Zoo 2019-10-09

The China exhibit, Memphis Zoo 2019-10-09

The China exhibit, Memphis Zoo 2019-10-09

入り口には中国建築の塔が建っている。入り口の獅子像にもハロウィーンの装飾が施されている。

The China exhibit, Memphis Zoo 2019-10-09

入ってすぐの庭には鐘があり、時々なっていた。その向こうには講堂があり、中でビデオを繰り返し上映している。左の丸い門をくぐると鯉が泳ぐ池やサルの放飼場がある。その先にジャイアントパンダがいる。運動場にはYa Yaがいるようだ。

The China exhibit, Memphis Zoo 2019-10-09

噂には聞いていたが毛並みが他のパンダと違う。一見汚く見えてしまうのだがところどころ抜けているのだろうか。でもよく見ると、顔の周りの毛が長い?

 

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

 


 

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

雄のLe Leは室内にいた。運動場は一つしかないようだ。

Le Le (乐乐/楽楽) at Memphis Zoo 2019-10-09

Le Le (乐乐/楽楽) at Memphis Zoo 2019-10-09

Le Le (乐乐/楽楽) at Memphis Zoo 2019-10-09

The China exhibit, Memphis Zoo 2019-10-09

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Le Le (乐乐/楽楽) 2019-10-09

なぜメンフィスにパンダがいるのだろうか。それはもちろん、珍しい動物を展示したかったので誘致したのであるが、テネシー州出身の駐中国大使の尽力があって実現したとのことで、誘致の経緯が掲示されていた。ただパンダを展示するのではなく、中国の文化を伝えたいということで中国様式の建物や庭園も造ったらしい。しかもパンダが来る前に資金を集めて建設を開始したとか。その熱意を中国大使が見て、パンダ誘致の交渉が一気に進んだという。

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Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

Ya Yaは食欲旺盛のようだ。

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

 

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

Ya Ya (丫丫) at Memphis Zoo 2019-10-09

ここの動物園のゾウはアフリカゾウだ。

African elephant at Memphis Zoo 2019-10-09

African elephant at Memphis Zoo 2019-10-09

African elephant at Memphis Zoo 2019-10-09

朝は寒いぐらいで、冬の上着を持ってくればよかったと後悔したが、昼前にはすっかり晴れて気温が上がってきた。飛行機の音が結構やかましく、飛んでくるたびについ上を見てしまう。メンフィス空港に着陸する飛行機が真上を飛んでいるのだ。ほとんどはFedExの貨物機である。

動物を展示するだけでなく文化も伝える、というのはパンダに限らず、北米の動物のゾーンでもそうだった。先住民のトーテムポールだとか、お面などのオブジェだとか、イエローストーンにある間欠泉を模した噴水とか。

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アフリカの動物のゾーンには、皮を張ったアフリカの太鼓もあって自由にたたけるようになっていた。カバのプールは大きくて親子?がゆったりと過ごしていた。

昼ご飯はハンバーガー。サイドとかなくてこれで十分である。

閉園時間は18時だが17半ぐらいに動物園を出る。Poplar Ave.をしばらく歩いたらバス停があった。といっても柱にプレートを打ち付けただけのもの。時刻表ではこの時間のバスは25分間隔だが、それほど待たずに50番のバスが来た。

ホテルに戻る途中、Subwayで夕食のサンドイッチを買う。ツナサンドにしてみた。やはり日本のよりも一回り大きい。