ユキヒョウ事故死のニュースを聞いて思うこと

多摩動物公園ユキヒョウ「マユ」が、9月14日に事故で亡くなったそうです。そのお知らせの文章を引用します。

http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=tama&link_num=21097
 飼育係が急いで扉を上昇させましたが、マユは頭蓋骨骨折により死亡しました。死亡時間は16時45分でした。今後、このようなことのないよう、細心の注意を払いながら飼育作業を進めてまいります。

想像するだけで胸が痛くなる出来事ですが、「今後、このようなことのないよう、細心の注意を払いながら飼育作業を進めてまいります」というあっさりした文章には「それだけ?」と思いました。例えるならば、備品をうっかり壊してしまったことの報告みたいな。もうちょっと、言いようがあるのではないかと思いました。
これがジャイアントパンダだったら、どうなっていたでしょう。また記者会見を開いて責められるのかな。折しも中国では、日中国交正常化以来最大級の規模といわれる反日デモが各地で起きているので、ここでパンダを死なせたとあったら何を言われるかわかりません。(念のため書いておきますが、あくまでも仮定ですよ!)
私は、パンダ外交や中国情勢についてここで発言するつもりはありませんが、考えてはいます。今言えるのは、パンダの貸し借りができるぐらいの平和が保たれてほしいということだけです。
マユの冥福を祈ります。

2012/9/22追記:引用した部分をなぜすんなりと受け取れなかったかを考えてみました。「細心の注意を払う」だけで回避できるのだろうか。このニュースをリリースする時点ではこう表現するしかなかったのかもしれませんが。