アトランタ2日目

Westin Peachtree Plaza Hotelのロビー階にはStarbucksがあるので、そこでコーヒーと朝ご飯のベーグルを買ってきました。ベーグルには小さなカップ入りのクリームチーズが付いていました。柔らかくておいしかった。
Zoo Atlantaに朝一番で行くにはFive Points駅8:59発のバスに乗らなければなりませんが、のんびりしていて間に合わなくなったので、ホテルからタクシーで行くことにしました。行き先を伝えたらドライバーもAtlanta Zooと復唱したので、そのうち着くと思っていたのに高速道路に乗ったりして、不安になったので「Zooに向かってるよね?」と聞こうとしたら緑色の標識にZoo Atlantaの文字が見えたのでほっとしました。料金は11ドルちょっと。遠回りされたような気がしますが道がよくわからなかったのかも。止めてくれたところは動物園の前ではなくて、動物園が存在するGrant Parkの一角でした。人気がないのでちょっとビビりながら歩いて行くと動物園の入り口が見えました。

チケット売り場で渡された地図によれば、ジャイアントパンダがいるのは入り口からいちばん遠いところです。といっても動物園じたいはこぢんまりとしているので、それほど時間はかかりません。
Giant Pandas of Chengdu…ここのパンダは成都のものということでしょうか。

パンダエリア入り口からパンダ舎までの通路の脇に、こんなボードがありました。

ようやくパンダ舎が見えてきました。パンダ舎の手前に屋外運動場があって、道をはさんだ芝生地にパンダたちの名前を書いたのぼり?がありました。

パンダ舎に入ると、正面のdayroom1に倫倫(Lun Lun)と喜蘭(Xi Lan)の親子、右側のdayroom2に美蘭(Mei Lan)がいました。パパの洋洋(Yang Yang)は暑くて外に出せないのでエアコンが効いた裏の部屋にいるとのこと。
今年3歳になる美蘭、ライブカメラにはあまり映らなくなりましたが、すっかり大きくなってました。頬毛がふさふさしてるので顔がまん丸でかわいい。木に登ってずずーっと滑り降りたりしてました。

弟の喜蘭はいつものところで寝てました。ママ倫倫はガラスに背中を付けてお食事中。

パンダ舎には説明係が常にいて、「正面の部屋にいるのは生後9か月のXi Lanと母親のLun Lun」などと説明したり、手すりよりも先に行かないようにと注意したりしています。National Zooと違ってここはカメラのフラッシュは使用禁止です。
ガラス越しだけど、すぐそこにパンダが見えるのは素晴らしい。

倫倫は食欲旺盛です。育児中ですしね。

お食事が一段落した倫倫、喜蘭の様子を見に行きましたが、ハンモックには連れてきませんでした。起こされた喜蘭はまた寝てしまったようです。

dayroomは天井が一部ガラス張りになっていて、日光がよく入ります。

倫倫は床でごろ寝に入りました。

美蘭もぺったりお休み。

部屋の隅には、インターネットで流れているのと同じライブカメラの映像が見られるモニターがありました。
美蘭、起きてまた竹を食べ始めました。においをかいでから食べてます。その後また木に登ってお休み。

11時半ごろ、倫倫が寝ていた喜蘭をくわえてハンモックに引っ張り寄せました。喜蘭はまだ眠いのかぼーっとしててました。母の顔をなめてたのかな。それからおっぱいです。

パンダを飼育してる施設の中で、ハンモックがあるのはアトランタぐらいでしょう。ライブカメラを見てると授乳のときはいつもハンモックにいるようです。たまに、寝てる倫倫から勝手に飲んでることもあるようですが。
お腹がいっぱいになった喜蘭は、いつものところに登っていきます。いろんなポーズでもぞもぞした後に、寝てしまいました。

倫倫はいつの間にか奥に引っ込んでいました。飼育員さんが入ってきて掃除開始。食べ残しを集めてました。ここは床が平らではなくて、竹のチップのようなものが敷き詰めてあるので、掃除が大変そうです。子パンダが落ちても痛くなさそうだからいいけれど。

パンダ舎の外に出ると、パンダエリア出口までこんな感じの道があります。道の脇にパンダ母子の形をした募金箱がありました。

コカコーラの自動販売機にもパンダ。

パンダ舎から離れたところに、倫倫たちが中国からアメリカに来たときに使われたケージの一つが置いてありました。そして、どうやって運ばれてきたかを簡単に説明するボードがありました。

掃除が終わって、倫倫はさっそく補充された竹を食べてます。合間に水を飲んだり。そしてまた寝てしまいました。

喜蘭はずっとハンモックの枠木の上で寝てました。
お行儀悪く食べてる美蘭。そのうちお腹いっぱいになったのか、眠そうです。

パンダたちが寝てしまったので、他の動物のところにも行ってみました。
アフリカゾウは、体に塗った土の色なのか、赤茶色でした。

ライオンは寝ている。

キリンのところには大きな傘がありました。いかにもアフリカという感じです。行ったことはありませんが。

園内には食事ができるところが数か所あります。今回はホットドッグにしてみました。
パンダ舎に戻ると、喜蘭は寝てました。美蘭もごろごろしてる。パンダの一日は食べて寝てちょっと遊ぶの繰り返しですね。

再びお掃除と竹の補充があり、倫倫が入場してきました。豪快に竹の皮をはいで中のほうを食べてます。はいだ皮がどんどんお腹に積もる。

美蘭も午後のお食事。ママに比べると食べ方もかわいらしい。

喜蘭は目を覚ましたかな。

3時半すぎ、親子のじゃれじゃれがはじまりました。力の差は明らかですが、喜蘭も高いところからアタックしたりしてます。きょうのじゃれじゃれは比較的穏やかでした。倫倫はどうかすると、子供をくわえて引きずり回したりしますからね。

運動してのどが渇いたのか、お水飲んでます。

ママのほうはお腹が空いたのか、小窓に向かって何かアピールしてます。そうしたら竹がつっこまれました。おやつのビスケットの差し入れもあったようです。喜蘭がママのお腹の下にもぐりこんで、ビスケットを一つもらってました。まだ竹は食べませんが、手に持って食べるまねもしてました。

閉園時間は5時半なので、まだまだ見ていられると思ったのですが、親子のほうは4時半ごろのお掃除ときに奥に引っ込んでしまったようです。美蘭は寝てました。パンダ舎は5時で閉まってしまいました。
動物園の入り口のそばにあるお土産売り場で、自分用のおみやげ数点と、「Mei Lan Atlanta's Baby Panda」というDVDを買いました。レジのところに、お買い物のときに是非1ドル寄付してくださいという掲示があって、レジの人にも聞かれたのでもちろん寄付しました。昨年末でライブカメラがいったん停止してしまったのも財政難のためだと聞いていましたし。
買い物が終わると閉園時間間近だったので、帰ることにしました。しかしどうやって帰ればいいのか。MARTAのWebサイトにあったバスの時刻表を印刷してもってきてはいたものの、ホテルの部屋に置いてきてしまったので時刻がわからない。確か40分に1本しかないので、バスが行った直後なら40分待たなければなりません。タクシーが待っている気配もなさそうだし。とりあえずバス通りらしいほうに向かって歩いていきました。Grant Parkは緑が多くてきれいに整備されていますが、人気が少ないでちょっとびくびくしてしまいます。週末などはもっと人が集まるのでしょうか。
バス停に着いたものの、番号しか書かれていないので時刻はわかりません。MARTAと書かれた小さいバスが来ましたが、97番ではなさそうです。日がじりじりと照りつける。公園の中を歩いているときにタクシーが1台入ってくるのが見えたんですよね。あれを呼び止めればよかったのだろうか。バス停のある通りに流しのタクシーが来る気配は全然ありません。しかし、10分ほどたったら97番のバスが来ました! あーよかった。Breeze Ticketのチャージをしてなかったので現金で1.75ドル支払い。次の問題はどこで降りるかです。たぶん他のお客も電車の駅のあるところで降りるでしょう。駅そばのバス停に近づいたらFive Pointsというアナウンスがあって、ほとんどのお客がそこで降りました。無事に戻れて一安心。
まだ午後6時で明るいので、ホテルまで歩いて行くことにしました。電車で一駅ですが距離はそれほどありません。
一度ホテルに戻って休憩。そのうちお腹が空いてきたので、おっくうだったけど外に出てみました。ホテルの付近には、気軽に入れるレストランがないんですよね。Peachtree Centerのフードコートの店もほぼ閉まってたし。この辺には大きなホテルがいくつもあるけれど、みなさんどこで食事してるんだろう。