ワシントンDC到着
ついにこの日が来ました。朝4時に起きられなかったらどうしようとか、成田エクスプレスが途中で止まってしまったらどうしようとか、成田エクスプレスに乗る駅までのJRが途中で(以下略)などいろいろ心配事はありましたが、無事成田空港に到着。
航空券はユナイテッドで購入しましたが、最初の区間はコードシェアでANA運航なのでANAでチェックイン。カウンターの前に機械があって、本来は自分で操作するのでしょうが、ほとんど係の人がやってくれました。アメリカでの滞在先(ホテル名)も入力しなければならないんですね。以前はチェックインの前に預ける荷物のX線検査があって長い行列ができていたものですが、最近では検査がインライン方式に切り替わったとかで待ち時間はありません。
空港内の銀行でUSドルの現金に両替したらレートは1ドル99.80円でした。飛行機の中で読む本を買おうと思って書店に行ったら、村上春樹の『1Q84』発売日でした。PCとカメラで既に機内持ち込み荷物がずっしり重かったので買いませんでしたが。出発までコーヒーを飲んだりして時間をつぶしました。お天気が良かったら展望デッキで飛行機を眺めるのですが、あいにくの雨。
11時10分成田発のNH2便は快適でした。隣の席が一つ空いていたというのもありましたが。2度の食事もおいしかったし。私は飛行機の中ではあまり眠れないのですが、オンデマンドのビデオや音楽がいろいろあるので退屈しません。ビデオプログラムの中にNHKの番組「世界びっくり旅行社」の香港編があって、海洋公園のパンダの姿をちらっと見ることができました。確か現地ではフラッシュ禁止という話題でした。あと「鑑識・米沢の事件簿」という映画。ドラマ「相棒」のスピンオフだそうですね。「相棒」はまったく見たことがありませんでしたが楽しめました。公務員がそんなことしていいのか?とは思いましたが。
ワシントン・ダレス空港に着陸したのは現地時間10時半ぐらい。入国審査は待ち時間なしでスムーズに通過。アメリカに何しに来たのかを問われたら、アメリカの動物園のライブカメラで見るジャイアントパンダがあまりにかわいいから直接会いたくなったんですよと力説するつもりでしたが、観光だと言ったらそれ以上は聞かれませんでした。
空港からワシントンDCに移動するにはバス+地下鉄、乗り合いバンなどの選択肢があるようですが、荷物があるし時間がかかるのは嫌なのでタクシーに乗りました。ホテル(Omni Shoreham)まで30分ちょっとで55ドルほど。チェックインの時間は午後3時と聞いていたのですが、それより早い時間にもかかわらずチェックインさせてくれました。良かった。
部屋に入り、ちょっと休憩してからNational Zooに向かいました。外はとても良い天気です。Connecticut Ave.沿いに10分ちょっと歩いて、ついに到着!
園内マップを見ると入り口の近くにパンダがいるように思えるのですが、実際はそうでもなくて、看板に従って入り口から5分ほど歩いてようやくPanda Habitatに到着しました。
左手に観客通路(upper viewingとlower viewing)があります。下の通路から見るとPanda yard1はこんな感じです。
木や草がいっぱいです。ここには泰山(Tai Shan)がいるはずですが、どこだ?
いました王子! 座って竹食べてました。毎日ライブカメラで見ているパンダが目の前にいるって、不思議な感じです。とうとうアメリカまで来ちゃったんだなあ。
いつもライブカメラで見ている岩穴も、すぐそこにありました。
隣のPanda yard2には泰山の母の美香(Mei Xiang)がいるはずです。こちらも緑がいっぱいでとにかく広い。パンダ舎に近い方でお食事中でした。
食事の後は散策。
二つのyardの仕切りには金網小窓があって、向こう側にいる泰山が見えます。
ただ、観客通路からパンダ舎はかなり見づらいんですよね。手前に木やら岩やらがたくさんあって陰になってしまうので。想像していたのより幅は狭いように感じられました。といっても、日本の動物園に比べればかなりの広さがあります。
Panda yard2の先はAsia Trailというエリアになっています。パンダエリアにあるのと同じ霧発生装置が観客通路にもありました。
下の通路を進むと、Panda Houseの入り口に到着します。
室内には、ジャイアントパンダに関するいろいろな掲示があります。これは泰山が生まれてからの成長の様子です。
パンダたちが時々なめなめしてるバスケットはChallenge Crateと言うのだそうです。ハチミツが塗ってあるところをくまなくなめるのですね。かなりかじられてしまってるけど、バスケットのかけらを食べてしまってるということはないですよね?
パンダは3頭とも外にいるので、Panda Houseを出て今度は上の通路に行ってみました。
こちらはなぜか壁で視界が遮られる部分が多くて、よく見えませんが、Panda yard2はこんな風に見えます。ライブカメラでおなじみの眺めです。
美香は座ってシャーベット(fruitsicle)を食べてるようでした。
泰山の父の添添(Tian Tian)はAsia Trailの岩穴で寝てました。
午後2時ごろ、美香は室内でおやつ入りボールをふりふりしてました。
Panda Houseの中って暗いんですよね。アドベンチャーワールドの展示室よりは暗い。神戸よりは明るいと思いますが。だから写真がうまく撮れません。National Zooは室内でもフラッシュを禁止してなくて、他のお客さんはバシバシたいてましたが、使いたくないし。目に害があるかどうかは別として、人間だっていきなりピカッと光ったらびっくりするでしょう。もっともパンダたちはあまり気にしていないようでしたが。
蒸し暑くてしんどくなってきたし、お腹が空いてきたので、午後3時ぐらいに引き上げてホテルに戻り、ホテルのRobert's Restaurantに行って白ワインとクラブケーキサンドイッチを頼みました。クラブケーキサンドイッチというのは初めて食べたのですが、カニの肉で作ったハンバーガーみたいな感じです。おいしいけど大きい。付け合わせのフレンチフライがまた結構な量で、とてもじゃないけど全部は食べきれません。コールスローにすればよかったかな。アメリカは食べ物が多すぎるのが困りものです。食べながら窓の外を見ていたら、かなり強い雨が降っていました。早めに引き上げて正解だった。窓の外の樹木の緑がきれいでした。